兵庫県高砂市にある曽根天満宮で行われる秋祭りで毎年10月13日、14日に開催されています。
こちらの秋祭りで有名なのがなんといっても「布団屋台」!
屋台の上に布団がのっかっているように見えます。
屋台同士の練り合わせは特に激しく、「どんどんとにぎやかにすることで神様が喜ぶ」とされているそうです。
また、なんといっても曽根の秋祭りの特徴は様々な伝統行事があること!
長さおおよそ10mの竹を、粉々に割れるまで地面にうちつける「竹割り」や馬が境内をかけめるぐ「馬かけ」、
流鏑馬奉納などなど、必見の神事が次から次へと行われます。
特に重要なのが、「一ツ物(ひとつもの)神事」。
「頭人(とうにん)」と呼ばれており(いわゆるお稚児さん)5〜7歳ぐらいの男の子が4村から1人づつ選出されます。
山鳥の羽を頭につけ、華やかな狩衣を身にまとい、お化粧をしていて神様が憑依したものとして大切に扱われます。
秋にとれた米を本殿でいただき、神様から力をいただいて村人にわけあたえる、という重要な役目をもっている頭人は
なんと!!!
祭りの間は地面に足をつけちゃいけないんですって!
そのために頭人には宵宮は若衆の肩車、本宮では 馬が用意されているんだとか。
「ヨイヨイベ〜♩ヨイヨイベ〜♩」の囃子とともにゆらりゆらりとすすむ一ツ物神事は必見です!
曽根のお祭りの魅力は、屋台に触れるぐらい近づけること!
安全に配慮してすすんでいけば、ド迫力の布団屋台の練りが
目の前で! 歯を食いしばって屋台を担ぎ「よーいやさ」と
声をだす練り子さんは本当にカッコイイ!
お祭りでカップルが増える理由に納得です!
私のオススメ見所は、なんといっても馬かけ!
4頭の馬が神社の周りを駆け巡り、それぞれの馬の後に続いて男性が
かけ声と共に走ります。
神社の周りを休まずに3〜4周ほど全力疾走するので最後のほうは
みんな苦しそうな顔思わず応援してしまいます。
曽根駅に着いて大鳥居をくぐるとすぐに見えてくるのが
鹿間酒店のおでん!アットホームで落ち着く空間に、
味の染み込んだ優しい味のおでんはたまりません!
山陽曽根駅を出てすぐに見えてくる鳥居をくぐるとすぐに自販機が
見えます。ここの自販機ではお酒を販売しているのであらかじめ買って
おいて、ビール片手に祭りを楽しむ人達が多いです。
この自販機は古くて歴史が感じられ、手書きで「コイン投入はゆっくり
そろ〜と」と書いたシールが貼ってあり、何だか思わず笑ってしまう
ようなユニークな自販機です。
【曽根天満宮へのアクセス】
山陽電車 曽根駅下車徒歩5分(山陽電車姫路駅から約16分。片道440円)