![](https://static.wixstatic.com/media/107ba5_94cc8ef04b5b444491fa2498b2b7bd64~mv2.jpg/v1/fill/w_839,h_136,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/107ba5_94cc8ef04b5b444491fa2498b2b7bd64~mv2.jpg)
![ebisumiya_top.png](https://static.wixstatic.com/media/107ba5_f7a00b31b0b247dbb167cdfc39fd9e83~mv2.png/v1/fill/w_948,h_620,al_c,q_90,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/ebisumiya_top.png)
![ebis_title01.jpg](https://static.wixstatic.com/media/107ba5_d461789223c04ad19c9abafe58226014~mv2.jpg/v1/fill/w_901,h_177,al_c,q_80,enc_auto/ebis_title01.jpg)
お祭り大好き、ねねやんと申します。
姫路、播州の女子たちがお祭りをどれだけ愛しているのか、
まだまだ、もっとお伝えしたいと思います。
◆錬る派?差す派?どっちも派?
毎年10月、8日(宵宮)・9日(本宮)に行われるのが、
姫路市の飾磨(しかま)というまちにある
恵美酒宮天満神社(以下、恵美酒宮)の秋祭り。
http://www.hyogo-jinjacho.com/data/6316097.html
同じ飾磨地区にある「浜の宮天満宮」(以下、浜の宮)でも、
全く同じ日程で、秋祭りが盛大に執り行われます。
http://www.hyogo-jinjacho.com/data/6316098.html
それだけでも、観光客のみなさんや事情をよく知る地元民以外の方々にとっては
混乱してしまう理由が満載なのですが(えっ、私だけ?)、
どちらのお祭りにも、それはそれは素晴らしい技があります。
・恵美酒宮…台場"練り"
・浜の宮…台場"差し"
名称から受ける印象は、なんとなく似通っています。
が、屋台の担ぎ手「練り子」の技術がそれぞれに伝えられており、
屋台を奉納する時などに披露する、
力と心意気が込められた見事な「練り」を観ることができるのです!
![shikama0.jpg](https://static.wixstatic.com/media/107ba5_910929b4a883493c812fa06e99804339~mv2.jpg/v1/fill/w_134,h_100,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/shikama0.jpg)
なのに、恥ずかしながら…
①キーワードが似ている
②同じエリアで開催される
③日程が同じ
という3つの要素がごちゃ混ぜになって、
「飾磨地区のお祭りなんだ」と、1つのお祭りとして認識してしまっていた私。
6年ほど前にようやく、同じ日に、違う神社のお祭りがあるんだ…と知りました。
これは、姫路市民としては、穴があったら率先して入りたいレベル。
しかーし!そんなパープリン(おばかさん)だからこそ お伝えできることがあるはず。
そう信じて、初心者ならではの、初心者のための
「恵美酒宮の祭り」案内をお届けします。
なお、「浜の宮の秋祭り」については、新たな記事を書く予定です。
◆はじける技と肉体、心意気。
恵美酒宮天満神社は、姫路の南、飾磨という地区にあります。
山陽電車 飾磨駅から徒歩約10分、神姫バス「恵美酒神社前」停留所からは徒歩約3分。
毎年、10月8日・9日に開催されることが決まっています。
有名なのが、台場練り(だいばねり)。
姫路市重要無形民俗文化財に指定されていて、
屋台の下の台場と呼ばれる部分を肩で担ぎ上げるというもの。
通常の「練り」は、肩で屋台を担ぎます。
恵美酒宮の「練り」は、掛け声とともに屋台を差し上げている間に
練り子が素早く台場に入り込みます。
屋台の土台にあたる泥台(どろだい)に4人ずつの計16人、
角の部分に8人がスタンバイして、総勢24人で支えます。
屋台の重さは、およそ2トン。
つまり、1人あたり80kg+αを支えるということ。
まさしく力技の見せどころ、見どころです。
![shikama1.jpg](https://static.wixstatic.com/media/107ba5_6df3be49729e4710a6796382a95c86af~mv2.jpg/v1/fill/w_79,h_106,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/shikama1.jpg)
![shikama2.jpg](https://static.wixstatic.com/media/107ba5_b69d0561d6f94ef8bfe12b1a04e98071~mv2.jpg/v1/fill/w_102,h_76,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/shikama2.jpg)
これが名物”台場練り”です!!!
◆お祭りは、3日に渡って楽しめる。
恵美酒宮の秋祭りは、3部構成。
◯前夜祭
飾磨中部公園で、都倉・清水・小瀬 3町練り合わせ。
◯宵宮
恵美酒宮天満神社 本殿前で台場練り。
◯本宮
山陽電車 飾磨駅前に全町が集結、屋台2台が仲良く並走していきます。
その途中、三井住友銀行前の三叉路で台場練りが!
時間に余裕がないという観光客のみなさんには、
ぜひ飾磨駅前で見ていただきたいです。
![shikama3.jpg](https://static.wixstatic.com/media/107ba5_0582fdf9c1da4fc1b3423b455ad9d3ba~mv2.jpg/v1/fill/w_138,h_88,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/shikama3.jpg)
ゆっくり堪能したい方は、そのまま屋台と一緒に神社へ。
徐々に宮入りが進み、鳥居の前で台場練りが1町づつ行われ、
鳥居前の練り場「浜先(はまさき)」でクライマックスの練り合わせが!
毎年、私がねらって行くのは、本宮のこの時間です。
![shikama4.jpg](https://static.wixstatic.com/media/107ba5_96b2c28b1c9a427d8dcf4bfeec6f23be~mv2.jpg/v1/fill/w_128,h_88,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/shikama4.jpg)
特に注意してほしい点は、
屋台の練り合わせは、予想外の方向へ雪崩れてくることがあるので
屋台に近づきすぎないこと、
壁や石碑など、挟まれそうなものの前に立たないこと。
ヒールがあるものを避け、いざという時に動きやすい靴を履いてお出かけください。
4台が揃ったら、練り合わせをして境内に入り、
次の4台が揃ったら、また練り合わせをして境内に入ります。
神事である神輿行列では、
鳥居のあたりで、電飾を灯した4台練りを観覧できます!
順次、お宮を出ていくのですがはじめから最後まで、1〜2時間ほどかかります。
![shimaka5.jpg](https://static.wixstatic.com/media/107ba5_8c3ff10dd0c148d1860ecdb2005fb744~mv2.jpg/v1/fill/w_109,h_81,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/shimaka5.jpg)
![shikama6.jpg](https://static.wixstatic.com/media/107ba5_153ab0fac61e406fb2d85ae6a63a4468~mv2.jpg/v1/fill/w_109,h_82,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/shikama6.jpg)
![ebisu2020map3_jpn.jpg](https://static.wixstatic.com/media/107ba5_a343a20c5c644b29819efb8668a8efce~mv2.jpg/v1/fill/w_150,h_212,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/ebisu2020map3_jpn.jpg)
地元っこ・キコさんの
”ここがオススメ!"
キコさん的オススメポイント
![mako.jpg](https://static.wixstatic.com/media/107ba5_9016da59c15f401b970ed3684bcd7ddf~mv2.jpg/v1/fill/w_120,h_126,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_3,enc_auto/mako.jpg)
恵美酒宮の祭りを愛して40年、
祭りの度に「男に生まれたかった…」
と思う一児のママ。
好きなものは、祭りで絶叫した翌日の男子が放つ
カラカラの声。
迫力ある「台場練り」はモチロンですが、
私は「都倉」と「玉地」の戦いが大好きなんです
(もちろん、祭りでの)。
互いをライバル視している(ように見える)2つの地区による
バチバチと本当に火花が散っていそうな戦いを見るのが、本当に大好き!
毎年の楽しみです。
◆おすすめこの場所この時間 4つ
お祭りの最後の最後は、”都倉”と"清水"の練り合わせ。
それを見届けて帰るのが毎年の恒例で、
電飾が綺麗な時と、つかない時があるけれど、それもまたよし!
電飾を点灯させるために搭載しているバッテリーが重いため、
練り子の負担を考えて、外す時があるもよう。
向島の橋の上で練る時に、川面に映る電飾がとっても綺麗です。
また、祭りの最後の、4町による「差し別れ」もお気に入り。
ここで、屋台はそれぞれのまちへと帰っていきます。
自治会長の締めの挨拶の後に太鼓が連打され、
この光景を見るたびに「あぁ、祭りも終わりや...」と目頭が熱くなります。
![kirakira_ebisu.png](https://static.wixstatic.com/media/107ba5_c6bfa005267a426085876ea871d1a2dd~mv2.png/v1/fill/w_80,h_80,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/kirakira_ebisu.png)
◆1日に2度おいしい!浜の宮の祭りも楽しむ方法
とにかく、私はお祭りが好きなので、恵美酒宮の境内練り合わせが終わったら、
休憩時間に、浜の宮の祭りを見に行きます。
浜の宮は宮入りが遅いため、小走りで駆けつけると、ちょうど間に合うんです。
肩でかつぐ恵美酒宮の祭りと違い、浜の宮は、手で差し上げる「台場差し」。
これがまた、鳥肌モノなのです!
◆お祭り当日の飲食店&トイレ事情
祭りの日(本宮)、山陽電車・飾磨駅近辺のお食事どころは
ほぼ休業状態だと思っていてください。
なぜなら、店主が祭りに参加してるから!笑
私たちは何年も通っているけれど、
ローカルな食堂が祭りの日に営業しているのを、見たことがありません。
(開いているお店もあるかもしれないので、ぜひ挑戦してみてくださいね♬)
それでも、何か食べたいよっという方は…
◎お食事スポット1・・・露店
恵美酒宮天満神社の前の練り場周辺に、露店が出ます。
その手前には、その日だけオープンしているテイクアウトのお店が1店ありました。
◎お食事スポット2・・・リバーシティ&その周辺の大型チェーン店
恵美酒宮天満神社に隣接しているイオン姫路リバーシティー店や
その周辺の大型チェーン店は営業しています。
祭り当日に設置される仮設トイレ の他、
恵美酒宮天満神社横の公園にトイレがあります。
ただ、数が少ないので、駅などで早めに済ませておくことをオススメします。
では、もっともっと濃厚に、お祭りを楽しんでくださいねー!!!!
【恵美酒宮天満神社へのアクセス】
神姫バス 恵美酒神社前下車 徒歩3分(姫路駅北口1番乗り場よりバスで11分。250円)
山陽電車 飾磨駅より徒歩10分(山陽電車─飾磨駅4分/190円区間)
※情報は2020年10月時点のものです。