


<神 輿>
松原八幡宮には地元の三柱の御神体があり、それぞれの御神体が内部に担がれています。
15日には大旅山(おたびやま)の麓の広畠と呼ばれる場所で3つの神輿が激突します。はげしく壊れるほど、神様が喜ぶとされています。
<屋台, やっさ>
七つの村にはそれぞれに屋台があります。
日本全国から取り寄せた貴重な木や彫刻、漆、豪華な装飾品など、一流の職人の技とこだわりで作られた村の宝物です。
見所はこれらの屋台の「練り合わせ」です。
14日、15日共に楽しめます。
<露払い檀尻/獅子屋台>
松原(村)には屋台だけでなく獅子檀尻という露払いの清めの儀式を42歳の厄年の男性がおこないます。祭りが無事に終わるように邪気を祓う役割があり、「獅子係」とも呼ばれる大役を松原の男性は楽しみにしているようです。ちなみに獅子屋台は、持ち上げられた後、勢いよく地面に落とされるのですが、太鼓の音が止まることはありません。落とされても落とされても中で太鼓をたたく松原の男性。独特の節回しも必聞です!
毎年10月14、15日の両日にかけて行われる「灘のけんか祭り」。
その激しさ、勇壮さで今や全国的に有名です!
特に3基の神輿をぶつけあう様から「けんかをしているのでは?」と思われるようですが、
元々は史実にもとづいて船底の貝をこすり合わせて落としたことを表現している、と言われています。
神輿をぶつければぶつけるほど神意にかなうんだとか。
また15日の7台の屋台が練り合う様は迫力満点!御旅山山麓広畠の練り合わせは必見ですよ!

3基の神輿は「一の丸」「二の丸」「三の丸」と呼ばれ、その年の練り番(7村あるので7年に1度廻ってくるお役目です)が担ぎます。
ちなみに練り子はその年代によって分かれて担ぎます。一番若い衆が担ぐのは「一の丸」。ベテランになっていくと「三の丸」を担ぎます。
え?「若い衆が担ぐほうが、体力があるんじゃないの?」って?
違うんですよ!担ぎ方にもテクニ ックが必要なのです!体力だけでは2日間乗り切れません。
長年培った技術×体力×気力・・いろんなものがぶつかりますよっ!


お祭りで男性たちがポンポンのようなものをもっています。青竹の先にカラフルな色のポンポン(自分達の村の色です)
をつけたものが「紙手(シデ)」とよばれるものです。
地元のおじさんたちによると「屋台を先導するねんで。ほら、屋台を担いでいると、下とか横とかしか、みられへんねん。
どっちの方向いくねんーって、わからんようにならんように、紙手(シデ)で道を教える役目もあるわけや」
なるほど!
そして、その後、いくつか教えてもらいましたが・・・忘れました・・・(笑)
ごめんなさい。気になる方は地元の方に当日聞いてみてください!


灘祭りのハイライト!御旅山の広畠(練り場)の迫力あふれる練りをみたい!と思われる方、多いでしょう。
「観覧席は販売しているの?」と聞かれたことがあります。
はい。残念ながらございません。
15日当日、ずらーーーっとすりばち状になっている桟敷(とよばれる観覧席にみえるもの)は、地元の方が
代々受け継いで御借りしているものです。よって地元の方のご招待がないと入ることができない聖域です。
「見るところがないから、道路で立ってみよう」という方、本当に危ないです!
特に初心者の方は壁に沿って立って見る方が多いですが、灘まつりではそれが一番危ないです!
挟まれる可能性があります!
360度逃げられる場所で。そしてなにより紙手をもった祭典委員のことだけは絶対に聞いてください。
(わからないことがあったら勇気をだしてきいてみましょう!)

![]() | ![]() | ![]() |
---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() |