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播州お祭り女子の、熱〜い10月!
お祭り大好き、ねねやんと申します。
姫路、播州の女子たちがお祭りをどれだけ愛しているかを、お伝えしたいと思います。
◆着メロは太鼓、ストラップはバチ!/ヒロコ
毎年10月、秋祭りの季節がやって来たなと思ったら、一番に思い出すのがヒロコさん。
初めて会った時、私の出身地は姫路なんですと伝えたところ、
「あっ!そこのお祭り、いいですよねっ」とお祭り大好きトークがスタートしました。
いつも可愛らしいファッションに身を包んでいる彼女は、
生後6カ月で秋祭りデビューして以来、はや30ン年。
お祭りへの愛を暑苦しく語ってくれたのですが…すみません、理解できませんでした。
お年頃なのだから、愛用しているのはキラキラキーホルダー…かと思いきや!
携帯電話の着メロは「祭りの太鼓」、ストラップは太鼓のバチとハチマキの一部。
彼女は現在、大阪で働いているのですが、秋祭りシーズンの10月になると、
たとえ30分だけの滞在になろうとも、仕事の合間を縫って駆けつけます。
往復3時間かけて、滞在時間30分って…どういうこと???
疲れないの?と体をいたわろうとしても、
「え?なに言ってるんですか?氏子ですからね!」と鼻息フンフン。
ちなみに、彼女が〈絶対に〉駆けつけると決めているのは、
英賀神社(10/17〜18)と津田天満宮(10月・第2土曜)の秋祭りなのだそうです。
英賀神社・秋季例大祭
http://www.agajinja.jp/masturi/
津田天満宮
◆女子禁制(のはず)の屋台で、太鼓をたたく!
ヒロコさんは、英賀神社の氏子さん。
彼女の地区では、小学生の女子は屋台に乗っていいというルールだったようです。
初潮が始まるまでは、女性としてカウントされないのだとか。
彼女の雄姿です!かわいい!!!
彼女の“推し”ポイントは、拝殿の絵馬@英賀神社
「こうやって、太鼓をたたくんです。この腕の上げ方がですねー、でねー(略)」
さらに暑苦しく語ってくれるのですが、私にはその差がイマイチ分からなかった…
けれど、祭りが好きでしょうがないってことだけはビンビン伝わってきました。
「小学生の頃はね、男子が太鼓がわりに鉛筆で机をたたくんですよ。
で、調子にのると、1人を机の上に乗せて、机の脚を他の子が持ち上げ、
ヨーイヤサー!と担ぎ上げるんです。
たまに、机に乗った子が落ちて、先生に怒られるんですけど…
私たちはこれを“祭りの英才教育”と呼んでいます。DNAデスヨ!」
という風景は、なにも特別な状況ではないそうで…
祭りが盛んな姫路の「浜手」に住む女子は全員、経験済みでした。おそろしい…。
「そんなにすばらしいのなら、姫路〜播州の秋祭りへ行ってみようかなぁ」
と多少なりとも心が動いた女性のみなさん!ぜひとも、10月にお越しください。
◆電車で、男性の裸体に出会っちゃうかも!?
秋祭り当日、男性陣は「裸にまわし」姿で地元の駅から電車に乗り込みます。
もちろん、私たちは見慣れているのですが、
姫路観光にやって来た友人が、その出で立ちに遭遇するたびに
もれなく「ええええっ!!」とひるんでいるので…かなり衝撃的なのでしょう。
ちなみに、トイレはどうしているのか?
私も気になったので、思いきって聞いてみました。
うまく「ズリッ」と横にスライドさせれば、いたせるんですって!
ドキドキしますね。または、やっぱり外すのだそうです。
屋台や神輿を担ぐ方々を担ぎ手(かつぎて)、または練り子と言います。
多くの練り子さんたちは、朝から晩まで、水代わりにお酒を飲んでいます。
めちゃくちゃ重たいものを担いでいるため、まあ、ガソリンですね。
赤ら顔&大きな声で、ご機嫌になっている人たちに出会ったら、
「キャー!がんばってー!」と心の中でエールを送ってください(笑)。
◆女子はキラキラした目で集い、奥さま方は大わらわ。
祭りの日は、ふだんはどおってことない同級生や近所のおっちゃんたちが、
びっくりするほど男前に見える日です(笑)。
だから屋台の周りには、お目当ての男子を撮りに来る女子たちが大勢!
その姿がまた、とっても可愛いんです。
そして、女性陣は非常にいそがしい。
地域によっては、お弁当やお酒の手配、招待客の接待、家族のお世話など…
休む暇なんてないくらい、するべきことが盛りだくさん。
まつりの縁の下の力持ちは女性
「昔ほどではなくて、今は楽になったよー」と微笑みながら、
チャキチャキと縁の下でサポートしている姿が、すばらしくかっこいいのです。
祭りのたびに、「この時だけは男に生まれたかったねー」という言葉をお聞きします。
播州秋祭りの味覚、”シャコ”とこのしろ寿司
私は友人に、灘のけんか祭り(10/14〜 15)に招待していただいて。
桟敷(さじき)にあげてもらえたうえ、お弁当をごちそうになっています。
もう、感謝してもしても、しきれません…。
◆1年で一番重要なのは、祭りの日!
祭りのエネルギー最高潮の本宮が終わった後、
人々が笑顔で「ええ祭りやったねー」「祭りまで、あと364日やなー」と
言い合う光景が、私はめっちゃ好きです。
え?終わったばっかりやで????もう来年の話????とも思うのですが(笑)。
「あと364日」
終わった瞬間から、翌年に向けてカウントダウンが始まる播州の秋祭り。
ぜひ来年も、その先もずっと、姫路の祭りへお越しくださいね!